近年、電力の在り方が見直され、新たな発電方法として注目されるバイオマス発電の基地が各地で建設されています。そんな中、木材の需要は高まり、今まで山の中に放置されていた林地残材にも大きな注目が向けられています。我々は、これまで培った粉砕ノウハウ・運搬ノウハウを活かし、いち早くこの事業に取り組んでいます。
これまで、我々は多くの林業関係企業の協力を得て、より効率的に、より高価値のバイオマス原料を生産するための研究を行ってきました。前例のない中で、その研究は使用する材や搬出方法から時期・天候・気温といった自然要因にまで至りました。その結果、得られた新たなノウハウは、森林環境の向上、山主や伐採業者の収益性アップ、高品質なバイオマス原料の供給へつながっています。
手探りの中始まったこの事業も今では、各地の伐採現場での減容・破砕、バイオマス基地での粉砕協力、木材生産業者の工場内でのチップ製造委託まで、多岐にわたっています。我々のこの活動は、木材に携わるすべての方々の活動環境を向上させると同時に、電気という形に姿を変え、わたしたちの生活を支えています。